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塗装とビニールクロスの壁紙はどう違う?インテリアがグンとおしゃれになる塗装のリノベーション!
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住まいのリフォームやリノベーションをするとき、業者さんやメーカーさんからいただいたカタログを見て、水回りや床材などあらゆる素材を検討・決定する機会がとても多くでてきますよね。壁も同様で、その中から決める場合が多いでしょう。
しかし、近年種類が豊富になってきたとはいえ「ビニールクロスの壁紙のカタログに好きなものが無い」「どれも無難に見える」「いい色がない」と思う方は意外と多く、中には新築を購入した数カ月後に「やっぱりおしゃれなインテリアが諦められない」とカラーワークスへ塗装工事を依頼される方も少なくありません。
今回は「ビニールクロスの壁紙」と「内装塗装」は何が違って何が良いのか、その種類やコストなど含めてポイントをお伝えしていきます!
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1.塗装は、インテリアをトータルコーディネートできる!
ホームデザインキャスリー/M様邸/壁:Hip8552w
①家具・ドア・天井・巾木など、すべてのカラーコーディネートが可能に
せっかくペイントをしてもドアだけが既存のもので、なぜか浮いている・・・ということはありませんか。
壁一面だけでもおしゃれな空間づくりはできますが、リフォームやリノベーションのタイミングで周りにあるものも一緒にコーディネートできると、その後のインテリアの印象は格段に違ってきます!
(左)江村様邸アトリエ/紫:Hip 8435D/ネイビー:8516A(右)江村様邸子供部屋/ドア:FARROW&BALL No.276 Mole’s Breath/壁:No.231 Setting Plaster
実は、塗料が使えるのは壁だけではありません。棚や椅子はもちろん、天井、巾木、床、ドアなどインテリアを作る大事な要素には大体使えるメリットがあります。
壁に合わせてこれらの色を一緒にコーディネートするだけで、大きな満足感を得ることができるでしょう♪
K様邸/キッズスペース/Hip 7235A
②塗料は、ライフスタイルに合わせて何度でも塗り替えOK!
一度塗っても何度でも塗り替えが可能の塗装は、子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせて塗り替える方も多くいらっしゃいます。
また、自分で壁をおしゃれにデザインすることもできるのも内装塗装の魅力のひとつ。
壁を大きなキャンパスとして、上の写真のようにハーフペイントをしてみたり、壁の途中に別の色でラインを挟んでみたり、幾何学模様を作ってみるのもいいですね!
(左)㈱ヤマダタッケン/FARROW&BALL/上:No.268 Charlotte’s Locks 下:No.251 Churlish Green(右)㈱ヤマダタッケン/FARROW&BALL/上:N0.278 Nancy’s Blushes 下:No.253 Drawing Room Blue
壁だからといって、四角く塗り分ける必要はありません。
海外のおしゃれな内装をチェックすると、皆さん暮らし方に合わせて好きなところで塗り分けている事例を多く見かけますよね!
このように、楽しく、自由に使えるのが内装塗装です^^壁を単なる仕切りではなく、内装を彩るツールとして考えてみましょう♪
2.施工工事やDIYをするタイミング
①暮らし方にあわせて、好きな時に塗装ができる
さて、個人宅の場合ビニールクロスの壁紙を張り替えるのは、経年変化で汚れてきたり剥がれてきた時。
この期間はおおよそ10年と言われていますが、10年ひと昔と言われるように、これだけ時が経てば身体や自分を取り巻く環境は大きく変わっているでしょう。
マスプラスデザイン一級建築事務所/I様邸/FARROW&BALL/No.268 Charlotte’s Locks
ビニールクロスの上からももちろん塗装は可能ですが、
より美しく仕上げるなら貼ってあるビニールクロスを一度剥がして、下処理して、ペイント用の下地クロスを貼ります。
内装塗装の施工は、最初にその下地処理やペイント専用のクロスを貼ってしまえば、あとは自分の好きな時に自由に上から新しい色を塗っていけばOK!
ビニールクロスの壁紙では工事をするたびに産廃ゴミが増えてしまいますが、塗装なら余計なゴミが発生することなく上から塗るだけなのでとってもエコです☆
塗り直す時は、その都度内装塗装の工事を頼むのもいいですし、近年はDIYで塗装される方も多くなってきていますよ^^
②塗装なら5000色以上もの色から選べる
なお、カラーワークスで選べる塗装色は、合計5000色以上!
これだけの量があれば必ず自分らしいスタイルを叶えるものが見つかりますし、何を選んで良いか不安な方もご安心を^^
お客様の思い描くスタイルにあわせて適切な塗料や色がどれか、ライフカラースタイリストの資格を持ったスタッフがサポートさせていただきます。
また、じっくりインテリアカラーや工事のアドバイスをしてほしい!という方には、マンツーマンで行う『カラーサポート』というサービスもご用意していますので、ぜひご利用下さい♪
マンツーマンで内装塗装の相談をしたい方はこちらから詳細をどうぞ
3.仕上がりに大きな差が出る内装塗装の美しさ
上の写真は、左がペイント専用下地クロスカラーワークスペーパー、右がビニールクロスの壁紙です。
表面が平たいペイント専用下地クロスは、非常に丈夫で一度プラスターボードに貼ると剥がれてくることはありません。
剥がさずとも上からどんどん塗り重ねていくことができますし、2度塗りしたあとはそのジョイント部分はほとんど目立ちません。張り替えることがないのでメンテナンス性も高く、美しい色合いや塗装の質感をそのまま感じて続けることができます。
なお、ビニールクロスの壁紙も水性塗料でもビニールクロスの上に塗装することができますが、この壁紙の上に塗るときは以下の4つの点について気をつけましょう。
1. 底艶や感
フラット(またはマット)と呼ばれる艶なしの水性塗料で塗ったとしても、ビニールクロスの壁紙特有の底艶があるため、少し艶がかって見えてしまいます。
2. 壁紙のエンボス加工の凹凸による影
ビニールクロスの壁紙の表面には、深い浅いの差はあれど必ずエンボス加工による凹凸が施されています。一見気付きにくいのですが、このひとつひとつの凹凸の影のせいで、実際の色よりも少し暗く見えます。
3. 抗菌・光触媒作用
近年販売されているビニールクロスの壁紙の中には、臭いや汚れが付きにくいタイプのものがあります。この壁紙の表面は一般的なビニールクロスの壁紙よりも、水性塗料を弾きやすい特性があります。もし元のビニールクロスの壁紙を活かして内装塗装する場合は試し塗りなどしてチェックしておきましょう。
4. 経年変化で壁紙が剥がれてくる
ビニールクロスの壁紙は年月が経つと乾燥によりジョイント部分から剥がれが目立つようになります。この壁紙の剥がれは、塗料でくっつけることはできません。少しの剥がれはDIYで補修できますが、経年変化による劣化の対策は、改めて施工工事で新しいものを貼る必要があります。
※内装塗装で使うペイント専用下地クロスの詳細はこちらからどうぞ
4.目の前のコストを抑えるか、ランニングコストを抑えるか
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✅ 内装塗装はランニングコストを抑えられる
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✅ 自由度が高く、いつでも塗り替えられる付加価値が付いてくる
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✅ 内装塗装のコストの目安を把握しよう
㈱坂本建築設計事務所/A様邸/Hip 7095D
日本で最も使われているビニールクロスの壁紙は、大量生産されているので材料代のコストも安く、糊をつけて貼るだけなので壁紙施工も簡単。賃貸マンションやアパートをはじめ、一般的な住宅や職場空間などでも多く使われています。
私たちがおすすめしている内装塗装は、一番最初の施工工事で『下地クロス+工賃』が必要になります。そのため、ビニールクロスの壁紙に比べるとややお値段はあがるのは確かです。
ただし、その後のランニングコストをグンと抑えられるのはやはり内装塗装☆
DIYができる方ならご自身でメンテナンスができるので、将来的に用意するのは塗料だけ。ビニールクロスの壁紙に比べると格段にコストダウンできます。
内装の色を変える理由も「ちょっと汚れてきたから」「子供が成長したから」「気分を変えたいから」「年末の大掃除ついでに」といったとても気軽なものへと変化し、ライフスタイルの付加価値が深まっていくのも塗装の魅力と言えるでしょう。
ではここで、内装塗装の施工工事がどれくらいかかるのか、目安をご紹介します。
“一般住宅の12畳のリビング”を例に、『壁一面アクセントで塗装する場合』と、『壁4面を塗装する場合』の参考価格を出しました。
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ペイント下地クロス + 内装塗装の施工工事(※12畳のリビングの場合)
・壁1面アクセントの施工工事(〜20㎡まで)/214,500円~(税込)
・壁4面の施工工事(〜40㎡まで)/308,000円~(税込)
※別途諸経費を頂戴します。※下地状況により別途費用がかかる場合がございます。
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上の写真のN様邸は、最初にペイント専用下地クロスを貼ったあと、ご自分でオーナー様がDIYで塗装をしていった遍歴です^^
今またリビングには新しくペイントをされていますが、塗るのがとても好きな方なので、半年に一度はおうちのどこかしらを塗り替えているそうですよ♪
初期費用はビニールクロスの壁紙に比べると高く見えますが、最初の施工工事さえ終えればあとは塗料代だけで自由に自分らしさ全開の内装を楽しめます。
「ご自宅の場合だったら?」と思われる方は、以下のリンクから工事のお見積りをご依頼下さい。
内装塗装の施工工事のお問い合わせはこちらからどうぞ
5.内装塗装にオススメの2つの塗料
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✅ カジュアルから大人っぽいスタイルまで、初心者でも安心のHip
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✅ 世界中にファンを持つ英国の高級ペイントブランドFarrow&Ball
ひとつめにご紹介するのは、一般の住宅だけでなく、店舗や職場、公共の場など広くご利用いただいているのが、最高級インテリアペイントHip。
安全・安心なHipはマイクロバーン配合が配合されており抗菌効果が非常に高く、揮発性有機化合物(VOC)を殆ど含みません。おうち時間が見直されている今、あらためて人気の塗料です。
色のバリエーションも非常に多いので、子供からご高齢の方のお部屋まで幅広い世代の内装に使っていただけます。
Hipのチャートのレンタルをご希望の方はこちらからどうぞ
ふたつ目のおすすめの塗料は、英国の高級ペイントブランドFarrow&Ballです。
きめ細かく奥行き深い仕上がり感や繊細なカラーバリエーションはFarrow&Ball独特のもので、光に柔らかく反射し、上品で居心地がよい特別な空間を作り出してくれます。
また、環境への取り組みは世界の塗料業界の中でもトップレベル。徹底した企業姿勢とレベルの高いクリエイティビティで、世界中でファンを増やし続けています。
Farrow&Ballのチャートやカタログをご希望の方はこちらからどうぞ
6.内装塗装の工事やDIYペイントを終えた先輩ユーザーの声
内装塗装をされた先輩ユーザーの皆さんに、ペイントの良さをお聞きしました。
・正直、こんなに素敵になると思っておりませんでした。想像以上でびっくりしております。今回はThe昭和なクローゼットのペイントをお願いしたのですが、こんな素敵なクローゼット世界中探してもないと思います!ペイントってもっとカジュアルで手作り感あふれる手仕事な仕上がりになると思ってましたが、ラグジュアリー感のある仕上がりに脱帽です!ペイントの良さは、陰影と深みでしょうか。とにかく大満足です。Y様
・光の反射の仕方がきれいです。汚れを気にしなくて良いのもGOOD。K様
・目先のコストと手軽さだけで考えればビニールクロスになっていましますが、ペイントにすることで張替え時の廃棄物の削減であったり塗り替えで雰囲気を変えられたりと、これからの生活スタイルにとてもあっていると思っています。ぬくもりも違いますね。F様
また、施工工事をご依頼いただいた先輩ユーザーの皆さんにも、その良さをお聞きしました。
・本当に拡がりのある色の選択、それをサポートするチームの確かな技術力と、アドバイザーのセンスの良さ。色の楽しさ、素晴らしさをおしえていただきました。 M様
・引渡しまでの時間のない中で丁寧な施工をしていただいたのでとても満足しています。施工する色を自分だけで考えてしまうと好みが偏ってしまいますが、今までの経験であったりトレンドを考慮していただいたことで、他の物件との差別化ができた事がよかったことかと思います。一緒に楽しんで色選びができたことが一番よかったのかもしれません。F様(賃貸オーナー)
・Farrow&Ballの塗料の扱いに慣れていらっしゃるだけでなく、とにかく腕がよく人間性も素晴らしいこと。プロの仕事に触れることができて感激しました。N様
・家のなかでもオフとオンの切り替えを意識するようになった。インテリアに似合うきちんとした服装を心がけるようになった→特に子どもたち A様
今回は、ビニールクロスの壁紙と内装塗装の違い、そしてコストの目安などをご紹介させていただきました。
海外のようなおしゃれなインテリア、自分らしいインテリアを探していらっしゃったり、これからDIYや内装塗装の施工工事をお考えの方は、スタッフまでお気軽にご相談下さい。
内装塗装の施工工事のお問い合わせはこちらからどうぞ
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